どうも、Lazy(@lazy_Engblog)です。
昔から思っていたんですけど、小さなHP制作会社や個人でやっている方など開発環境を用意せずに、やっている方が多いのでそのことについてお話しようかと思います。
目次
開発環境が用意しないとはどういうことなのか

もう、普通の感覚でWebやシステム開発をしている会社をしている人にとっては、考えられないでしょうね。
でも、いるんです。実在するんです。本当に実在しているんですから幽霊より怖い存在です。
「開発環境が無いっていうのがわからない、どういうこと?どこで開発してるの?」
当然、こう考えられる方が大半でしょう。
こう、思われたあなた、安心してください。あなたは普通です。
別に嬉しくともなんともないですね(笑)
ん?どこで、開発するのかって?ええ、本番環境です。
受注した瞬間から、本番でいきなり作り始めちゃうんです。
その上、「やり方がわからないから」とか「カフェで仕事するときにip変わるといちいち面倒だから」とか理由をつけて、アクセス制限すらかけてない人もいる。
開発(本番)環境も制限かけずに、仕事場もオープンな場所でやるとかどんだけ開放的なんだよ。
一昔前に「ここにテキストが入ります。」で検索すると製作中のサイトが見られるということで話題になりましたが、身近な人間がそれと同じようなことをやっているを見るとビビります。
エラー文が出力されてたりしても、全然お構いなし。
「お客様にも確認していただけるから」というポジティブ思考が怖い
以前、「なぜ、開発環境を用意しないのか」ということを何人かの方に聞いたことがあるのですが、
- やり方がわからない
- 環境を用意するのが面倒
- 特に問題になったことがない、または意識したことがない
などが、上がりました。
この理由を話しているときは、少しだけ苦虫噛み潰したような顔をして下を向くのですが、その後すぐに、次のセリフを言いながら、顔を上げるんですよね。
「修正や進捗がお客さんとリアルタイムで確認できるんですよね!」
それ、検証環境を用意すればいいだけじゃない?
なんで、「気づいてないかもしれませんが〜」的なテンションで言ってくるんだろう。
気づいてるよ!あなたのお客様だけでなく、第三者の人みんなが確認できることにも気づいてるよ!
納品後の修正も、本番を直接修正してるはもっと怖い
誤字脱字くらいだったら、ちょこっと修正してしまう気持ちもわかります。
(もちろん、私は開発→検証→本番の順で対応しますが)
ただ、納品直後に見つかるバグや、サイトをオープンさせてしばらくしてから、コンテンツの配置を変えたいなど、中〜大規模程度の修正も、本番で直接やってたりする。
もう、オープン(といっても最初からオープン)してから時間が経つと、ある程度アクセス数が増えてきて、朝から夜までの期間は常時誰かが見ているようなことが多いです。
それなのに、ちょくちょく修正をいれて、時にはエラー文を出したり、表示を崩したりしながら修正してたりするんですよね。
あぁ怖い。さっきまで、見れてたサイトが、急に「Internal Server Error」とか表示したらビビる人も多いでしょう。
特に、疎い方は「自分が理解できない表示」が表示には敏感です。
サイトが壊れているなんて考えませんから、PC側が壊れたのか、ウイルスにかかったのかとかいろいろ想像してしまいます。
で、怖くなって2度と見に来ない方もいるんですよ。
まとめ:環境を用意するのが確かに面倒ではあるが
確かに、言っていることの気持ちはわかります。
ローカル環境を用意して検証環境を用意する。
それだけで結構、時間は必要だし、実施する手順は毎回同じなので、惰性の気持ちでやってしまうこともある。
チームでの作業となると、お互いのPCの違いだったり、MacだWindowsだで環境を作るベースの部分が違ったりするから、どうしても全く同じ環境にはならないっていうことが生まれてしまいます。
特に、今までやっていなかった人にとっては「ただ、作業が増えるだけ」と感じる人もいるでしょう。
それでも、必要であり大切な手順です。
それに、一度、環境を作ってからは、有意義な開発が行えます。
誰にも見られることがない、エラーが表示されたらじっくり見極めて考える時間もできる。
本番環境だからといって焦って、もとに戻したりしなくても良いんです。
今一度、自分の開発工程を見直してみてはいかがでしょうか?