あなたの会社が残業を減らそうとしない理由

こんばんは、Lazyです。

大晦日ですね、更新をサボるのが常となっていますが、今年の最後の投稿です。

電通様であの過労死があってから、各メディアでは長時間労働をなくそうとか副業を認めて

新しい働き方を試みようなんて動きが出てきているようですね。

政府からも「過労死等防止対策白書」なんていう本来、ありえないものが発表されるなど

いろいろと対策を講じているようです。

さて、ここで皆さんに尋ねたいのが

あなたの会社で、ここ最近変化はありましたか?

というところです。

スマホでメディアサイトなんかをチェックしている方は、世間の動きと自分の会社に大きな乖離を感じてる方もいるのではないでしょうか?

会社が変わらいのは、人が変わらないのと同じ

世間ではこんなにも、休日は休もう!残業を減らそう!効率的に働こう!サービス残業なんてもってのほか!

っていう動きがでているのに、自分の会社は一向に変わろうとしない、世間の動きを見ていて怖さを感じないのだろうか?

そんなことを思いながらも長時間労働を続けているかたも少なくは無いと思います。

もしかしたら、最初は、「早めに帰ろう!」と指示は出されて帰宅していたけど

早く帰るための計画なんて無かったから、だんだん業務が追いつかなくなって残業していたら

以前と変わらない風景のオフィスに戻ってしまった人も居るのではないでしょうか。

では、なぜあなたの会社はこれまでと変わらないのでしょうか?

理由は簡単です、「絶対的な危機感」が足りていないからです。

会社を「組織」としてではなく「人」として捉えるとわかりやすいです。

例えば、今日は大晦日ですね。

毎年、大晦日や年明けのあいだに一年の目標をあげる人も多いと思います。

果たして、それが全て達成できた年はどれくらいあったでしょうか。

積み重ねた年齢より、達成できた目標の数の方が少ないっていう人のほうが多いと思います。

理由はそれと同じなんです!

  • 今年は、TOEICで800点取るぞ!
  • 早寝早起きの習慣を身につける!
  • 筋トレや運動を生活に取り入れる!
  • 妻や夫など家族サービスをするぞ!

なんて、意気込んで初詣に行き、お賽銭を投げてお願い事をしても結局は、毎年同じような結果になっている。

こんな、よくあるシチュエーションと全く一緒なのです。
別に、新年に掲げた目標を達成できなくても死ぬわけでもないし、すぐに困るわけでもない。

だから今の現状に甘えるのです。

会社を動かしているのだって所詮、経営者という「人」

上記にも書いたとおり、経営者だって「人」です。

目標を掲げるだけ掲げて社員を動かしているだけの経営者の下に働けばこうなるのは当然。

「夏までに痩せて、可愛い水着を着るんだ〜」って言って間食をやめない人たちと同じなのです。

圧倒的な危機感が見えてないから、本気で変わろうとしないのです。

じゃ、変わろうとしてない経営者は何を見ているのか?

目先の利益、または、予想しやすい危機」です。

今、社員全員が残業をしなくなったらどうなるだろうか?

おそらく、何の計画もない会社が残業を廃止させただけでは、目先の利益が遠のくことでしょう。

今、払っていない残業代を払うことにしたらどうなるだろうか?

おそらく、今の売上では足らなくて倒産してしまうかもしれない危機だってあるでしょう。

だから、現状のままでいくしか無いのです。

「いつかは、なんとかしないとなぁ」と考えているうちに過労死なんていうアホなことが起きるわけです。

ぼーっとしている経営者さん、あなたの会社で過労死、仕事が原因の自殺が起きるのはもしかしたら年明けかもしれないですよ?

大型連休の後は、会社に行きたくない人が急増します。ましてや、年が明けてまた同じ一年かって思う時の絶望感はすごいですからね。

変わるところは既に、変わり始めている

というわけで、「会社が安定したら残業代を払うようにしよう」とか、「効率的に働けるようになったら有給消化率をあげるように努めよう」なんて甘ったるいこと考えてるうちは変わらないのです。

何故、そう言い切れるか。人は、現状の方が楽なんです。ダイエットと同じで、急に痩せる方法なんてなくて、会社が急に安定することなんかないのです。業績が安定しても、残業代を計算したらやっぱり今月も払いたくないなって思うのが普通の感情なんです。

負債を先に支払おうしない会社は、出遅れることになりますよ。
(残業代を「負債」と言うと大きな問題になりそうですが。。。(笑))

結局、できてるところは最初からできているのです、変わるところは既に変わっているのです。

タラレバじゃ、ダメなんです。

日本から法律を守らない会社が一つでもなくなるように、
法律を守ってない犯罪者なんだという自覚が芽生えることを祈って
今年最後の投稿を終えます。

よいお年を!