父親が緩和ケアの段階に入ったので、実家暮らしになった話

どうも、Lazy(@lazy_Engblog)です。

今日は、かなり私事なのですが、タイトルどおり父親が緩和ケアの段階に入り、「極度の寂しがり屋の一人好き」が実家ぐらしに戻ることになった話を書こうと思います。

そもそも、緩和ケアとは

ご家族や親戚にガンなど大きな病気をなった方がいる人はご存知かもしれませんが、緩和ケアとは、以下のようなものです。

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面する患者と其の家族に対して、痛みや其の他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメント対処(治療・処置)を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、クオリティ・オブ・ライフを改善するアプローチである。

その中身とは、

  • 痛みやその他の苦痛な症状から解放する
  • 生命を尊重し、死を自然なことと認める
  • 死を早めたり、引き延ばしたりしない
  • 患者のためにケアの心理的、霊的側面を統合する
  • 死を迎えるまで患者が人生を積極的に生きてゆけるように支える

いろいろと、包み込んだ表現にはなっていますが、簡単に言うと「完治はできない段階」になったから、「症状を緩和していく」という意味。

この段階になると、病気を完治することはできないので緩和ケアを行っている病院に入院するか、自宅で家族が見ていくということになります。

ちなみに、ウチの父親の最初の病気は「ステージ4の大腸がん」。

約8年前に見つかって「だいたい半年くらい、持って1年でしょう」と言われました。

もともと、タバコもお酒もやっていた上に、健康的なことは何もしていなかったんですけど、長生きはしたいという願望は持っていたようです。

母親いわく、若い頃に「120歳くらいまでいきたい」的なことをぼやいていたこともあったとか。

医療技術もすごいのは当然だが、長くて1年と言われた父親が8年近く生きていられるのを見ると、個々が持つ生命力というか「生きることへの執着」の影響力の強さを実感している最中です。(笑)

自宅で緩和ケアするようになった流れ

ウチは、ちょっと異例でボクと兄の四人家族で、兄弟がそれぞれ、一人暮らしをしてから両親も別々で暮らしていたんです。

まぁ、世間的によくある「嫁姑問題」と「よそ者をつまみ弾きにする田舎特有の文化」に母親がもろに喰らいましてね。

一緒に暮らしてると精神やばかったので離婚はせずに、家族全員が別々に暮らしていたけど普通にやり取りも取るような関係でした。

そうこうしてたら祖父母も亡くなって少ししたら、父親が緩和ケア&次の段階の治療のために別の病院に移らないといけなくなったので、「まぁ、一緒に暮らしますかぁ」という流れで合流することに。

ただ、母親は夜勤帯の仕事をしていて、夜勤中に父親を一人にはしておけないので、結婚していない(する予定もない)ボクも一緒に住むという感じ。(笑)

「実家暮らし」というより「三人暮らし」という感覚

実は、すでに引っ越しをして3LDKのマンションに暮らしているのですが、ボクが10代のときみたいに暮らしてた感覚とは違うんですよね。

まぁ、ボク自身も大人になっているのもありますが、全員、一人暮らしの期間が長すぎて自分の生活リズムが、今更変えられないっていうのが一番の理由かもしれません。

このバラバラの生活リズムが、今はお互いにけっこうイラッとさせています。

最初の2ヶ月間くらいは狭いマンションで、夕飯とか全員そろって食べてはいたんですが、食べたい時間が微妙に違ったり、母親は夜勤をやっていたりしているので、もう合わせるのが大変。

食事の時間が違うと、寝る時間、起きる時間も変わってくるので「誰かが寝ているときに、誰かが起きている」というカオスな空間になっていたので急遽、各個人の部屋があるところに引っ越しました。

多少のストレスの解消にはなったのですが、広くなっても「生活リズムが違う三人が一緒にいる事」が根本の問題なので大きな改善ではなかったです(笑)

結局、リビングでさえも三人があんまり揃うことはなく週1〜2回の夕飯のときに揃うくらい。あとは、それぞれ自分の部屋にいることがおおいです。

ただ、仲は悪くないです(笑)

みんな、「自分の部屋が一番居心地がいい」っていう理由で自然と今の状況になっています。

まとめ:極度の一人好きは親でさえも神経をつかう

自分が、社会不適合者並に一人好きなのは自覚していたのですが、「親なら平気だろ〜」と勘違いしていました。

親でさえも気を使う(笑)

緩和ケアに入ったとはいえ、「思っていたより健康ですね。けっこう長くは生きられますよ」と新しい病院で言われたので嬉しい半面、「自分のメンタルが持つのかな?」という心配もあります。

親の介護が辛くて殺害なんて、ニュースどころか、社会問題レベルの話なので他人事ではないなぁと思っていたのですが、実際なってみると結構きつい(笑)

とりあえず、一緒に暮らし始めてまだ数ヶ月なので自分の気持ちも整えながらやっていこうと思います。

かなりの自分ネタでしたが、今後も同じ境遇の人もいるかもしれないので、発信はしようと思います。(笑)